第二回準備会で承認された(暫定)事務局では、現在、結成に向けた準備をしています。
4/30には、事務局会議を開催しました。この日は、以下の項目について、次回の準備会(5/18)までに
行うべきことを話し合い、事務局内の役割分担を決めました。必要に応じて、次回準備会に提案します。
(1)役員の選考に関連して ・選考委員会(5/12)への書類提出
(2)事務局設置準備 ・事務局長、次長の人選、・事務所の設置、・金銭管理方法、・会員管理方法
(3)結成総会に向けて ・事業方針、予算案の作成プロセス、・チラシの作成、・プレスリリース方法
(4)部会の運営
(5)事務局運営に関するその他の事項
(6)反貧困フェスタ等
これから、短期間で、様々な準備が進められます!
2010年04月30日
暫定事務局の活動(4/30〜5/18)
2010年04月22日
反貧困ネットワークあいち規約案
設立総会の2回の準備会(3/30, 4/22)での討議を経て、以下の11条からなる規約案が固まりました。
第1条(名称・所在地)
第2条(目的)
第3条(活動内容)
第4条(会員・サポーター)
第5条(役員)
第6条(総会)
第7条(幹事会)
第8条(常任幹事会)
第9条(事務局)
第10条(部会)
第11条(会計年度)
5/30の結成総会での承認を持って、正式に発効します。
反貧困ネットワークあいちの一致点
わたしたちは、貧困問題の解決には、法律家、貧困問題に取り組む団体および市民の協力が必要と考え、特に愛知県およびその周辺地域で、それぞれの立場、意見の違いを超えた幅広いネットワークを広げていきます。
そのための基本的なルールとして、以下の4点で一致していることを、第二回準備会で確認しました。
1)反貧困ネットワークあいちは、規約に書かれた目的のために集まった市民からなる団体である。
2)会員は対等平等である。
3)会員相互の誹謗中傷を行わない。
4)反貧困ネットワークあいち、およびその会員は、いかなる暴力的手段による問題解決も行わない。
以上
反貧困ネットワークあいち結成総会第二回準備会(4/22)
5/30の結成総会まで、あと5週間あまり。
26名の出席者を得て、第二回準備会を開催しました。
この日は、多くのことが討議され、決まりました。
(1)事務局の設置について
ネットワーク設立当初の事務局を担うメンバーが提案され、承認されました。
設立総会を経て、7月の幹事会までは、この暫定事務局が事務局を担います。
(2)代表について
法律家、大学教授、市民活動家の3名の共同代表制が提案され、承認されました。
(3)規約案について
前回、今回の準備会での議論を経て、規約案が固まり、承認されました。
(4)役員体制と選任手続きについて
5月7日までの候補者は事務局に届け出をし、5月上旬の選考委員会で役員の候補者を決定することで合意しました。
その他、以下の内容についても、様々な提案がされ、承認されました。
(5)結成に向けた準備に必要な事項
(6)反貧困ネットワークあいち結成総会
(7)活動方針、予算の作成
(8)反貧困フェスタ
開催に積極的な発言が多数あり、今後検討することになりました。
詳しい内容は、議事録をご参考ください。
2010年03月29日
反貧困ネットワークあいち結成集会第一回準備会(3/29)
「なくそう貧困、つながろう愛知」集会(2/28)から1ヶ月、
5/30の「反貧困ネットワークあいち」結成総会に向けたプロセスが
始まりました。
第一回準備会では、日ごろ様々な市民運動に携わっている方、法律家、労働組合の方など、
39名の方に出席して頂き、
(1)2月28日集会の感想、反省点等
(2)反貧困ネットワークあいち結成総会の内容
(3)規約案
(4)役員選考方法
(5)今後の活動方針
などについて、意見交換をしました。
詳しくは、議事録をご参考ください。
2010年02月28日
「なくそう貧困、つながろう愛知」集会(2/28)決議
今、新自由主義を背景とした経済政策、規制緩和、福祉予算の削減などで生活保護、年金、児童扶養手当、医療、保険などの社会保障の水準が切り下げられている。 市場原理主義のもと、はじき落とされる人たちを「自己責任」として、日本は本当にこのまま突き進んで行っていいのか。私たちの命、健康、くらしを保障できない国でいいのか。私たちは広がる「貧困」にもう我慢できない。
「貧困」の問題は見えにくいが、「自己責任」ではない。「貧困」をなくすには、まずそれを見える形にすること、無視できないものであることを知ること、知らせることが重要である。そのような意識を持って、本日、本集会には様々な「貧困」に取り組む個人、団体が集った。
もとより現在の厳しい社会状況を一個人、一団体のみで解決することはできない。私たちは、様々な個人や団体が「貧困」をなくすために一致団結して声を挙げなければならない。そして、国、地方自治体、企業に対して、その責任の所在を明らかにし、諸機関、諸団体、他職種とも協同して、以下の点を柱に据え「貧困」をなくすため積極的に取り組み、真の意味で基本的人権が尊重され、社会正義が実現される社会を築かなければならないと考える。
1.国、地方自治体に対し、「貧困」に苦しむ市民に対し責任を持って対応できる、アクセスしやすいワンストップの相談体制(労働問題、雇用保険、就職支援、年金、住居、生活保護、多重債務、公的貸付、DV、虐待、健康・医療など)を整えさせること。そして、生活が安定するまで支援できるよう、諸個人、諸機関、諸団体、他職種が協同してその体制を強化すること。
2.「当事者」、諸個人、諸機関、諸団体、他職種と協同して、様々な「貧困」の実態を知ることを通じ、「貧困」を見える形にし、「貧困」が「自己責任」ではなく、無視できないものであることを知り、また知らせるために、情報交換、経験交流、意見交換、討論の場を設けること。
3.次に掲げる事項を始めとした「貧困」の諸課題に取り組み、国、地方自治体、企業に対して、時宜に応じて積極的かつ責任ある提言、要請を行い、さらに諸個人、諸機関、諸団体、他職種との連携体制を一層強化し、提言、要請を実現するために取り組むこと。
(1)国に対して、非正規雇用の増大に歯止めをかけ、ワーキングプア、低賃金労働、過重労働、過労死などの労働者の差別や「使い捨て」をなくすため、労働基準監督署や労働局などの行政機関が違法行為を摘発し監督する体制を強化するよう求めること。
直接雇用の原則および「労働者派遣は臨時的・一時的なもの」との原則に立ち返った労働者の保護に資する労働者派遣法制の抜本的改正を求めるなど、労働法制と労働政策を抜本的に見直すよう要求すること。
(2)国および地方自治体に対して、社会保障の抑制方針を改めさせ、非正規雇用、低賃金、失業、ホームレス、高齢、障がい、女性、ひとり親、子ども、DV、虐待、難病、多重債務、外国籍など様々な状況で「貧困」に苦しむ人たちが社会保険、医療、年金、各種手当、住宅、生活保護、教育などの利用・保障から排除されないように、社会保障制度およびその運用の抜本的改善を図り、セーフティネットを強化するよう求め、必要な運用改善、立法措置を要求すること。
(3)企業に対して、一人一人の労働者が人間らしく働き生活できるよう、派遣元、派遣先を問わず、労働法規を遵守し、団体交渉に応じ、労働者に対するセーフティネット措置を講じるよう求め、雇用者、使用者としての責任を果たさせること。
職・住居を失い生活困難に陥る労働者に対し、職・住居を提供し、就職・生活支援の基金を設立するなど社会的責任を果たすよう要求すること。
私たちは、より幅広い個人・団体の参加・賛同を得て、以上を柱に据えた課題に取り組む「貧困」をなくす確固たるネットワークづくりを呼びかける。
2010年2月28日
なくそう貧困、つながろう愛知集会参加者一同
なくそう貧困、つながろう愛知集会 進行表
なくそう貧困、つながろう愛知集会 〜反貧困ネットワークあいちに向けて〜
日時 2010年2月28日 13時より16時30分まで
場所 名古屋市中区役所ホール(名古屋市中区栄四丁目1-8 TEL052-241-3601)
地下鉄:東山線・名城線「栄」下車 12番出口 東50メートル徒歩3分
12:45〜 オープニング(よさこい夢まつり・龍馬隊)
13:00〜 開会あいさつ 集会実行委員長 弁護士 内河惠一
13:05〜 基調報告「派遣村から反貧困ネットワークあいちに向けて」
弁護士 森 弘典
13:20〜 当事者からの報告(順不同)
1.無料低額宿泊所 増田義男
2.派遣切りから1年 大窪孝公
3.子どもの貧困 愛知高校生フェスティバル委第46期委員長 渡部麻衣
4.外国人問題 ワーカーズコープ保見ヶ丘 岩渕政和、ロペス・アパレシーダ
13:50〜 来賓あいさつ、メッセージ紹介
14:00〜 (休憩10分)
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│14:10〜 基調講演(30分) │
│ 「反貧困のための政策的課題」 │
│ 反貧困ネットワーク事務局長 湯浅 誠│
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│14:40〜 基調講演(30分) │
│ 「反貧困ネットワークの役割と課題」 │
│ 弁護士 宇都宮健児│
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15:10〜 活動団体等からの呼びかけ(各5分・交代時間含)
1.労働者 女性ユニオン 坂喜代子
2.障がい者 NPO法人わっぱの会 斎藤縣三
3.住宅 日本居住福祉学会 岡本祥浩
4.外国人 ミグランテ・名古屋(フィリピン問題) タピル・ロサーナ
5.中小企業 愛知県商業団体連合会 吉里政治
6.公立学校(教師) 愛知県高等学校教職員組合 熊澤知加夫
7.医療 愛知県民主医療機関連合会 久保田 武
8.難病 NPO法人愛知県難病団体連合会 貝沼栄一
9.ホームレス 笹島診療所 定森 光
10.DV問題 かけこみ女性センターあいちスタッフ
11.生活保護 愛知県生活と健康を守る会連合会 高柳大太郎
12.自死 愛知いのちの電話事務局長 加藤省吾
13.多重債務と貸付 東海労働金庫 増田英次
16:15〜 集会宣言 弁護士 森 弘典
16:25〜 反貧困ネットワークあいち結成の呼びかけ 名古屋大学教授 和田肇
16:28 閉会あいさつ 藤井克彦