杉山均氏(名古屋市長選候補)回答.pdf
土井敏彦氏(愛知県知事選候補)回答.pdf
八田ひろ子氏(名古屋市長選候補).pdf
薬師寺みちよ氏(愛知県知事選候補).pdf
大村秀章氏(愛知県知事選候補).pdf
知事・市長候補者に対する公開質問の回答公表にあたって
反貧困ネットワークあいち
「反貧困ネットワークあいち」は、愛知県内で様々な分野で社会的に弱い立場にあ
る人たちの権利を擁護するために活動している個人が、「貧困」を克服するための協
同を強めるために、2010年5月に結成したネットワークです。
1 全国の生活保護を受けている世帯が昨年9月時点で140万8407世帯だったことが
12月14日、厚生労働省のまとめで報告されています。前年同月比で約14万世帯増えて
おり過去最多を更新しており、一昨年12月に130万世帯を超えてから1年たたずに10
万世帯増えています。厚生労働省のまとめによると、生活保護費の負担が2009年度決
算で総額3兆円を超え、前年度より約3000億円増えたとされています。厚生労働省
は、就労・自立支援の強化、不正受給の防止策などを中心に生活保護法の改正を検討
し始めました。
2008年9月のリーマン・ショック以降、失業者の受給が増加していますが、総務
省によると、2010年平均の完全失業率は5.1%(前年と同じ)で、過去3番目に悪い
水準です。同年平均の有効求人倍率は0.52倍で、過去最低を記録した2009年を0.05上
回っただけです。総務省統計局が昨年11月に発表した労働力調査によると、完全失業
者(336万人)のうち、失業期間が「3か月未満」は87万人と前年同期に比べ32万人減
少したのに対して、「3か月以上」は240万人と2万人増加しています。特に「1年以
上」は128万人と33万人増加しており(いずれも前年同期比)、1年以上の長期失業
者は失業者全体の4割近くに達します。
2 以上のように「貧困」状況が改善していない中、「反貧困ネットワークあいち」
は、今回の愛知県知事選挙、名古屋市長選挙において、「貧困」問題の克服のために
愛知県、名古屋市がどのような役割を果たすべきかについて充実した論戦が行われ、
県政、市政に反映されることを期待しています。
そのような立場から、今回の愛知県知事選挙、名古屋市長選挙に立候補した候補
者に対し、「貧困」問題で喫緊の課題について、1月13日、質問書を送付しまし
た。回答期限を1月25日に設定し、回答がない候補へ催促したところ、愛知県知事
候補については重徳和彦氏を除いて4名から、名古屋市長候補については河村たかし
氏を除いて3名から回答がありました。
質問書については、1月15日付で「反貧困ネットワークあいち」の以下のブロ
グで公表しており、回答についても、同ブログで公表します。
http://hanhinkon-aichi.seesaa.net/