反貧困愛知集会に向けての呼びかけ.doc
愛知県において貧困の克服を目指す取り組みを強化し、反貧困のネットワークづくりを協同して行うことを呼びかけます
2009年11月26日 委員長 藤井克彦
副委員長 柘植直也
副委員長 水谷英二
事務局長 森 弘典
皆さまの日頃のご活動に対し敬意を表します。
私たち、愛知派遣村実行委員会は、昨年来の「派遣切り」「期間工切り」により愛知県内でも多くの失業者が発生し、職を失うとともに住居を失うという深刻な事態が生じた中で、本年3月に岡崎市で労働、生活など様々な分野に関する相談会を実施するために、県内の様々な団体、個人で結成した実行委員会です。私たちは、その後も知立団地一日派遣村や豊橋派遣村、さらに愛知県弁護士会の相談会などに後援、協力するとともに、反貧困をめざす活動に取り組んできました。
愛知派遣村実行委員会は、昨年来の失業者の急増という事態に対応するために緊急に力を合わせるために結成したという経緯があり、来年3月をめどにその活動に一定の区切りをつけるべきであると考えています。同時に、派遣村実行委員会を構成する個人・団体が今まで直接関わりを持つことがなかった個人、団体と連携して、この間情報や経験の交流を行い、共通の取り組みを進めてきたという成果を、さらに発展させるべきであるとも考えています。
社会的、経済的に弱い立場にある人が、自らの権利を守るための活動、あるいは社会的、経済的弱者の人権を擁護する活動は、それぞれの分野で固有の課題を抱えています。同時に、これらの諸活動は、ここ何年かの間進められてきた労働、福祉、医療政策のために弱者の権利や立場が弱められてきたという共通の課題を抱えています。特に、経済的な面から見れば、貧困の拡大、深刻化の問題としてとらえることができます。
貧困は見えにくいものです。個々の取り組みだけでなく、多くの個人、団体が一致団結して声を上げていかなければ課題の解決にはつながりません。
社会的、経済的弱者の権利を守るために活動している様々な団体や個人が、貧困を克服するという観点から、協同を進めていくことが求められていると思います。
私たち愛知派遣村実行委員会は、私たちの約1年間の協同の運動の経験を踏まえて、より幅広い団体、個人の参加を得て、貧困の克服を目指す愛知県での協同の取り組みを行うことを呼びかけるものです。
その最初の取り組みとして、皆さんとともに2010年2月28日に、「反貧困」をテーマとした集会を開催したいと思います。そして、皆さんとともにこの集会の実行委員会を準備し、今後の協同の取り組みについて相談、協議を進めたいと考えています。
誠に勝手なお願いですが、この協同の取り組みに是非ご参加いただきますようご検討ください。
1 反貧困をテーマにした集会
2010年2月28日(日) 午後 中区役所ホール
2 上記1の実行委員会の準備会
2009年12月17日(木) 19:30〜 愛知県司法書士会館
3 本件に関する問い合わせ先
水谷英二(愛知派遣村実行委員会副委員長)
名古屋市北区山田1−1−40 水谷英二司法書士事務所
TEL 052−916−5080
FAX 052−911−3290