第1回学習会 "脱法ハウス"にみる貧困と居住福祉
◆日時 2013年9月20日(金) 18時30分より
◆会場 愛知県司法書士会館 2階
(金山総合駅南口徒歩5分) 名古屋市熱田区新尾頭1−12−3
◆講演と講師
1.脱法ハウスの実態と取組み
愛知県弁護士会
日弁連貧困問題対策本部事務局員 森 弘典氏
2.居住福祉の視点と可能性
中京大学教授
居住福祉ネットワーク東海 岡本 祥浩氏
※質疑応答、意見交流も予定しています。
<紹介>
室内が細かく区切られ、窓もない部屋で、2段ベッドを見知らぬ同居人と分け合う――こうした、極端に狭い居室が密集し住環境が劣悪な、いわゆる「脱法ハウス」が社会問題となっています。「見知らぬ人と住まいを共有する」といえば、「シェアハウス」が思い浮かびます。賃料の安いシェアハウスは、経済面のみならず、最近では人とのつながりを得られることからも注目されています。しかし、その一方で、「シェアハウス業界の2割がブラック、4割がグレー」との指摘もあるように、消防法違反、建築基準法違反が疑われる「脱法ハウス」が水面下で急速に広まっています。居住者に突然の退去通告を出すなどの問題も起きています。
なぜ、「脱法ハウス」が拡がっているのでしょうか。今回は、脱法ハウスの実態と取組みを通じて、その背後にある日本の「貧困」と「福祉の貧困」を探ります。東海地区では、今年3月、「居住福祉ネットワーク東海」が設立されました。学習会では、この団体の活動内容や「居住福祉」を追求する意義と可能性も検討します。